ケニアに旅行に行こう!と決めたとき、内心どきどきでした。
日程の半分はナイロビ以外の、村に泊めてもらう予定で、
電気水道もちろんありません。
なんか持っていかないといけない物とかあるのかな?と、考えたのだけど、
懐中電灯とトイレットペーパー以外に思いつきませんでした。
村にいってみると、とーっても普通に、工夫しながら、水や明かりを大事にしな
がら、うまーくやっているんです。
出発前、いろいろ想像をめぐらしてみましたが、やっぱり見てみて初めて実感し
ました。
そんな様子みていたら、私も、電気水道なしなんて普通〜♪みたいな気分になっ
てきてしまいました。
写真1枚目は、夕食の準備の写真。
シャンガーニが空き缶のランプのあかりでピラウをつくってくれました。
いま分けているところっていう写真です。
これはフラッシュをたいて撮った写真です。
2枚目は、フラッシュなしでとりました。
実際はこんなかんじです。ランプのあかりを持つ係りの人がいるのです。
作業している人のことかんがえて、ランプの明かりの位置を調節してくれている
んです。
私の部屋の蛍光灯はそんなことしてくれません。
やさしい明かりだなって思いました。
そう。ピラウは最高においしかったです!!おかわりしちゃいました。
子ども達にとっても大好物。CoCo壱番のカレー2杯分くらいの大盛りです。
夜ねるまえに、好きなものなに?ってきいたら、夢みるように
「ピラウ」と答えた子の声が今でも鮮明に思い出せます。
翌日の朝、夕べの残りのピラウをだしたときの子ども達の食べっぷりがすごいの!
こんなに食欲のある子たちを見たのは初めて。見てるだけで幸せになります。
夜は、ランプの明かり。
私に英語もスワヒリ語も通じないから、子ども達が、大西さんに日本語を教えて
と集まってきました。
ちびさんも努力しなさいっしようってことで、スワヒリ⇔日本語の勉強。
気がついたら、ひとつのランプに、ひとつのノートに、20人くらいの子どもが何
重にもなって集まっていました。すごい好奇心です!
そして、私のために、大切なお水を大切な燃料を使って沸かしてくださいました。
水浴び用にって。本当にありがたかったです。
子ども達にやり方を教えてもらいながら、水浴びしました。
たらいいっぱいのお湯。大切に大切につかったら、半分くらいで、シャンプーも
体もきれいにできました。私もびっくりですが、ほんとです。
たぶん誰でもできますよ。
翌日の朝のこと。夏休みはちょっと遅めの起床だそうです。
私は、また、わかしてくださったお湯で再度水浴び。
本当にありがとうございます。
その間に、子ども達はとっても働き者で、朝のお仕事をしていました。
朝ごはん用意、お掃除、お水汲みに分担です。
自分達のお部屋は丁寧に水拭きでお掃除です。棚もお掃除します。
大好きな自分達のお家であるジュンバ・ラ・ワトトのことは、自分達でやるんだ
そうです。
みんなすっごく楽しそうに、当たり前のようにやっているんです。
3枚目の写真はエフィー。水汲みをしています。
バケツはサラダオイルの入れ物を利用したもの。
すすすすーっと、くみ上げて、入れ物にいれます。
あんまりかっこよくて、見惚れてしまいました。
そして、私もひとつ運ばせてもらいました。
みなさんの想像通り、よろよろ、ぽたぽた・・。
ジュンバ・ラ・ワトトには水道はありません。
すぐ近くの井戸のお水を買っているそうです。
ケニアでは、水道をひくにはとってもお金がかかるそうです。
なんと、自分の家までの水道管を、自分で買わなくてはいけないんだそうです。
お金持ちの人は、水道をひいて、水を売ったりしているそうです。
でも、お金がない人は水を買うんだそうです。
水を買うお金もない人は、下水を利用するんだそうです・・。
ちょっと絶句してしまいました。
つづく・・